理系の人間はなぜ面白くないのか

こんにちは未経験エンジニアのいすいです!

本日は多くの人を敵に回しそうなテーマとなってますが、

長年の疑問にようやく答えが見つかったので、整理も兼ねて書き残させてください。

テーマが結論ではなく、ちゃんとオチがありますので最後まで読んでいただけたら幸いです。

ちなみに本稿はコミュ障改善ノウハウとかはなく、持論をまとめたものです。
(少し改善方法も載せますが)

 

レッツゴーーーーー👉👉👉👉👉

 

面白くないの定義

まず面白くないという発言を弁解させてください。

ここでいう面白くないは友達/同僚との日常会話レベルを指しています。

人間性で言えばむしろ、理系の方が面白い人が多いと思っています。
(怒られないようにここは強調)

私の周りには非常に個性的な人が多いです!
(知り合いには物理の公式を丸3日寝ずに解いたほどの物理オタクがいます)

 

しかし、日常生活でごく一般的な理系の人間と何気ない会話をしている時を考えてください。

理系って真面目すぎませんか?😟

 

理系にもコミュ力53万の人もいたりして例外も多いので、思い切ってペルソナを立てましょう!

 

峰津理 学(ぶつり まなぶ)

物理学科 2年

物理の授業についてくため、毎日放課後授業の復習をして、成績は良い

バイトせず。恋人なし。

 

自分が理系大学にいたときによくいたタイプの人です。

この人はちゃんと大学の授業をついて行けていて優秀です。

そのために努力もできていて素晴らしい人です!

 

でも、そこそこの知り合い同士の飲み会するとき、あまりしゃべれません。面白いことを言わなくちゃいけない雰囲気が苦手です。

もちろん、コメディな人が一番えらくて、面白くない人はだめということはないです。

理系トークは大盛り上がりですし、理系のコミュニティにいる間は何も困りません。

でも、物理を理解できるほど優秀で、努力もできて、頭の良い人のはずなのに、なぜ面白いことが言えないのでしょうか。面白くないということはバラエティある人たちとの交流機会を逃してしまうのではないでしょうか。

これが私が長年答えの見つからなかった疑問なのです。

 

コミュ障がコンプレックス

かくいう私は大学生の時、友達に話題を振られると面白いことが言えず、「頼むから話題を振らないでくれー!」と心で念じるほどのコミュ障でした。(まあ今でもなかなかのコミュ障笑笑)

実は先ほどのペルソナは自分に近かったりします。
(素晴らしい人とか自分で言うな)

とは言え花の大学生。自然と自分のいる環境では面白いことを言ったり、盛り上げたりすることを求められていました。

面白いことが言えないのをずーーーーとコンプレックスになっていました。

 

転機としては、自分がバイトを始めて、サークルで遊ぶことが多くなり、授業をサボり始めた時です。

割と友達との会話に面白いことを言えるようになってきました。

そこで僕は思ったわけです。

勉強ばっかしていたから面白くなかったんだ。。。と

 

そして大学生後半は単位取れればOK精神で留年して、さらに面白くなりました。(皮肉)

ここで思ったのは、コミュ力と勉強は両立できないということ、

特に物理のような頭を120%活用しないと理解できないものは、コミュ力とトレードオフになるということでした。

大学終わりでの結論は、「物理ばっかやっていたから、コミュ障だった。物理を捨てたからコミュ力を手に入れたんだ」というものでした。

 

唯一、プログラミングは理解というより覚えるに近いので、コミュ力とのトレードオフにならないだろうという考えもありつつ、IT業界に就職しました。
(プログラミングが面白かったというのがIT志望の主な理由ですが)

しかし、今年物理学科卒の優秀な後輩が入ってきて、自分の理論が崩れさりました。

その後輩は私の3倍近くのスピードでプログラミングの勉強をしているのに、理解度が私より高かったのです。

完敗しました。自分は物理を捨ててきましたが、その人は物理をちゃんと理解できていたからこそ、プログラミングも凄まじいスピードで習得していったのです。

さらにITで大切なのは覚えるのではなくちゃんと理解することでした。

この出来事がきっかけで自分を改め、自分も物理の勉強の時のようにしっかり理解するように心がけました。

 

2ヶ月後。。。

 

そしたら途端にコミュ障になってしまいました。笑笑

どうしようもなくなりました。

コミュ力を保つべきなのか、プログラミングの理解を優先するべきなのかわからなくなりました。

そもそも物理を捨てた選択は正しかったのだろうか、物理とコミュ力を両立させられる方法はあったのだろうか、を悩み続けました。

悩んで悩んで、出た結論が次のセクションです。

 

理解力とコミュ力は思考が違う

結論は割と当たり前でもしかしたら普通なのかもしれません。

(私にとっては目から鱗に近いのですが)

 

今までは、

物理を理解しようとしてるからその分コミュ力が下がる、

コミュ力を上げようとするから物理が理解できない、

のような因果関係ばかりに目をむけ、
そこには何かお互いがトレードオフになってしまう原因のようなものがあるのではないかと考えていました。

 

しかし、実際はお互いが邪魔しあっていたのではなく、それぞれ全く違う思考法に基づいたもので、トレードオフなんかではなかったのです。

そしてこの結論を受け入れることが自分に必要だと気づきました。

 

次のセクションで具体的に解説します。

 

論理的思考と直感的思考

「物理を理解すること」は論理的思考

「面白いことをいう」は直感的思考に分類されると考えます。

直感的は非論理的の意味で使用します。なので、感情的や物理的という意味も含めます。なんとなく直感的がふさわしい気がするので直感的を使っています。)

論理的思考と直感的思考がどれだけ違うのかというと、

A = Bという関係が前提にあった場合、

論理的思考は「AだからB」のような考え方をし、

直感的思考は「AだからC」というような考え方をします。

わかりますでしょうか。

論理的思考にはA=BだからBを選んだという根拠が見えますが、

直感的思考にはCというそもそも候補に上がっていなかったものが選ばれています。


この例では、論理的思考と直感的思考の違いを明確にするため極端な例にしましたが、それぞれをまとめると、

論理的思考:具体的な根拠がある

直感的思考:具体的な根拠はなく、根拠は直感によるもの

 

「物理を理解すること」と「面白いことを言うこと」に当てはめて考えます。

「物理を理解すること」は分かりやすいですね。

「重力があるからりんごが地面に落ちる」というような「AだからB」を突き詰める作業になります。

 

「コミュ力」は若干しっくり来ないかもしれませんが、人間の会話の好みを考えればわかるかもしれません。

というのは、人は「AだからB」という普通の話を聞いてもあまりおもしろく思わないのです。

人が面白いと感じるのは「AだからC」というCという予想もしていなかった選択がされた時なのです。

具体的に言うと、梅雨の時期に「梅雨だから雨降ってるね」と言っても何も面白くありません。「梅雨だから焼肉食べたいね」と言った方が何倍も面白いです。(面白くねーよと言うツッコミはやめてね)

ここで「梅雨だから焼肉食べたいね」の「梅雨」と「焼肉食べたい」の関係に具体的な根拠はありません。

あるのはこういえば面白いかな?と言う直感による根拠だけです。

(私はいないと思うのですが、根拠があって面白いことを言える人っているのでしょうか?お笑いのノウハウとかではなく、「Aの後にBと言えば、それがAとのギャップになって…うんたら」とちゃんと根拠があってウケてもらえる人)

 

実は「理解すること」と「面白いことを言う」は真逆の思考方なわけですね。

なのに理系の人間は論理的思考を使って会話してしまう傾向にあるわけです。

先に言っておきますが、仕事中は論理的思考をするべきです!

アイデア出しでは直感的思考を使うのもいいですが、最終的に決断するときは論理的思考です。ビジネスもです。

そうでないと、成功した時、失敗した時の根拠が得られません。

 

理系が論理的思考を使ってしまうのには学問としての性かもしれません。

理系と文系の違いを次のセクションで説明します。

 

 

反復可能な知識と反復不可能な知識

この言葉は最近知った東浩紀さんの言葉を引用しています。

↓ひろゆきが論破された動画です。

こちらによると、

物理、化学、地学、医学、工学、等の「学」のつく分野というのは「何度同じことしても同じ結果が返ってくる」という「反復可能な知識」を学ぶこと。

逆に、歴史、思想、言語、これらは「同じことを繰り返しても同じ結果になるとは限らない」「反復不可能な知識」ということ。

つまり、理系は「反復可能な知識」、文系は「反復不可能な知識」という大きな分類で分けられるという主張です。

 

確かに。すごく納得のいく説明ですね。

この分類を応用すると、「反復可能な知識」は完璧に「理解力」を必要とし、「反復不可能な知識」は「直感力」が求められるような気がしてきませんか。

「反復不可能な知識」は理解力も求められますが、

歴史で言えば「感情」、英語で言えば「直感」も必要な感じがします。

 

以上を踏まえると理系は学問的に「理解力」を必要とし、

文系より圧倒的に論理的思考力を使うことが多いことがわかりました。

 

つまり「理系の人間はなぜ面白くないのか」の答えは、

「学問的に論理的思考力を使うことを余儀なくされ、論理的思考力では面白い発言は生まれないから」

です!

 

 

理系のコミュ力アップ方法

原理としては、

理系の勉強だけをしているようでは「論理的思考力」しか鍛えられません。

なので、「直感的思考力」も鍛えるべきです。

鍛え方としては「AだからC」を意識するようにしましょう。

ただこの直感は一朝一夕で身に付くものではありません。

論理的思考は癖がつけば誰でもできるようになるのですが、直感だけは経験でしか培われません。

意外と理系の人間は論理的思考が癖になってて、「AだからC」は難しいですよ。笑

バンコクのカオサン通りで一晩踊れば身に付くのではないでしょうか。

これはまだ自分の中で確信していないことなのですが、一度どっちかに振り切れる必要があるのではないかと考えています。

どういうことかというと、勉強一筋だった人は、勉強を捨てて友達との遊びだけに没頭する時間をある期間実践しないと本当に変われない気はします。

一度振り切れてみるのも楽しいですよ笑

 

 

まとめ

つまりは「理系はいつも根拠のある論理的思考をしているんだから、直感的思考を求められるおもしろいことなんてすぐに出ないよね」ってことです。

「AだからB」だけでなく、「AだからC」のような考え方もしようねという話です。

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コメント

  1. buy anabolic online より:

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